WiFiを安全に利用するためにはいくつか「気をつけること」、「事前に設定すること」があります。今回は事前に設定する項目の1つ SSID を隠す方法について解説します。
SSID を隠す必要性
WiFi は SSID とパスワードさえ分かっていれば、簡単に接続することができます。また WiFi は無線電波のため、スマホやパソコン等で WiFi 設定画面を開くと受信した SSID が一覧で表示されます。
SSID が一覧で表示されるということは、WiFi に接続するための2つの内、1つはバレてしまうことになります。そのため、誰の端末でも自分の SSID が表示されないように SSID を隠す必要があります。
※ SSID を完全に隠すことはできません。
WiFi は無線電波であるため、WiFiルーターで SSID を隠すと設定しても通信内容をキャプチャし 通信内容を表示・解析されてしまうと SSID はバレてしまいます。しかし、わざわざ通信内容をキャプチャする手間をかけさせることで、通信内容を解析できない人からは SSID を隠せる効果はあります。
SSID を隠す方法
1)パソコンと接続
利用している WiFi ルーターとパソコンを接続して、ブラウザ(FireFox や Safari 等)を起動してください。
2)管理画面へログイン
WiFi ルーターの管理画面へログインするために IP アドレス(製品によって異なります’)をアドレスバーへ入力してください。ログイン画面で「ユーザー名」と「パスワード」を入力してログインしてください。
3)SSID を隠す
ログインできたら、メニューから SSID ステルス を有効、または ANY 接続のチェックをオフにして設定を完了してください。
※利用している WiFi ルーター機器によって設定画面の項目名が違うので注意してください。
4)設定の確認
SSID を隠すことが出来たか確認してください。スマホやパソコンで WiFi の SSID 一覧を表示した時に、あなたが使っている SSID が表示されていなければ正しく設定できています。もし一覧にあなたが使っている SSID が表示されている場合は正しく設定できていないため、もう一度最初から設定を試してください。
隠した SSID は一覧中に「その他のネットワーク」や「非公開のネットワーク」、「その他」のように表示されます。