今回はWiFiの通信速度を速くする技術の一つであるMIMO(マイモ)について解説します。この技術はMulti-Input Multi-Output(MIMO)と呼ばれ複数の入力、複数の出力をWiFiの親機と子機でやりとりすることによって通信速度が速くなります。
通常のWiFi通信速度について
MIMOを使わなければ、WiFi親機のアンテナ(電波の送信機と受信機)1つと、WiFi子機(スマホ等)のアンテナ1つ同士で電波のやりとりを行います。
そのため、アンテナ1つから送信出来る通信速度のみが速度の上限となります。
MIMO利用時の通信速度について
WiFi親機と子機でアンテナが2つ以上あればMIMOを利用できます。通信速度はアンテナが2つならば、2倍、アンテナが3つならば、3倍と増加します。現在一般販売しているWiFi無線ルーターではアンテナ8つ備えている製品がありますが、最新のスマホやパソコンのアンテナは2つや3つのため、最大でも通常通信の3倍の速度となります。
ちなみに最新スマホの内 iPhone 6 はアンテナが1つしかないので、注意してください。iphone 6s はアンテナが2つあるので、MIMOを利用して快適にインターネットを利用できます。あなたが利用しているバソコンやスマホがMIMOに対応しており、アンテナを何本備えているかについては、各端末製品の公式サイトの仕様欄にてMIMOに対応しているか確認してください。アンテナ数は2✕2等で示されており、2✕2ならばアンテナ数は2つです。